2020年春、楽しかった6年間の保育園生活を終え、娘は小学生になりました。
しかし小学校入学早々に、コロナ禍によって休校となり、入学式を終えた翌日からいきなり家庭で過ごすことに。
でもまあうちは年中さんの頃からベネッセのこどもちゃれんじ取っていたし、引き続きチャレンジ1年生があるから、それをベースにやればいいだろうと思っていました。
保育園の年長さんの終盤から、そろばんのiPad版である「そろタッチ」を始めてはいましたが、さすがに勉強トータルで家で見るには、何か助けとなるツールが欲しくなります。
保育園時代は、ベネッセは玩具扱いで、特に進捗の管理などもしていませんでした。
タブレット式学習システム「スマイルゼミ」の年長さんコースも半年だけ取っていましたが、進捗は本人まかせで、あくまで玩具代わり。
※スマイルゼミはその後だんだんやらなくなっていったので、小学生コースに変わる前に解約しました。
けれど小学校に上がったら、月一提出の赤ペン先生もあるし、今度はしっかりやらせるつもりでいました。少なくとも学校がなくてもペースメーカーぐらいにはなるでしょうと。学校の先生の授業がなくても、チャレンジのワークを毎日やって、最後に赤ペン先生をやればいいだろうと。
しかし、3月に届いたチャレンジ1年生のメインのワークをあらためて見直してみると・・・
内容が薄い!薄すぎる!
学校で受け取った教科書の内容をさらに薄めたような超カンタンなもの・・・
小学校の教科書を見たときも、昭和時代に比べてずいぶん絵が多くカラフルだなぁと驚きましたが、ベネッセのキャラクター「コラショ」や「キッズ」がそこかしこに登場するワークは、さらにその上を行く「とっつきやすさ」です。
※ところどころ花丸がついているのは、字を上手く書けたやつは花丸にしてほしいという娘のリクエストを受けて
小1の教科書はそれほど難しくありませんが、その易しい教科書をさらにバラバラに分割して、1日単位のワークとして薄めて提供しているのがチャレンジです。
チャレンジには「基礎コース」と「応用コース」がありますが、うちが取ったのは「応用コース」の方。この内容の薄さをして応用扱いされるというのも驚きですが、対象者をうんと広げ、誰でも取り組みやすくハードルを下げているのでしょう。
ベネッセのサポートセンターに電話してみました。年長さんのときと同じような簡単さは、これからもずっと変わらないのかと。
サポートセンターによると、最初は簡単なように見えるが、9月あたりからグッと難しくなるとのことでした。
こどもちゃれんじをやっていた分、娘の勉強(らしきもの)は、何もしないパターンよりもいくらか進んでいると思うのですが?
年長さんコースと同じような内容をもう一回繰り返して、いったい何の学びがあるのでしょうか?
それでも「毎日机に向かわせて、何かをやらせる」ということをするには便利なツールなので、とりあえず様子を見てみることに。
おとうが小1の頃なんて、家では学校の宿題以外に何もしていなかったし、何か毎日取り組むだけでもえらいでしょう?
内容が簡単な分、誰でも取り組みやすいのがベネッセのチャレンジ!!
なお、ベネッセのチャレンジは、チャレンジ通常版(「基礎コース」「応用コース」)とは別に、別料金の上位版オプション「考える力・プラス講座」も用意されています。
チャレンジ通常版と同時に「考える力・プラス講座」も取りましたが、通常版の約2週間後に送られてくる「考える力~」は、ちょっと考えさせる問題になっています。
チャレンジ本体のような、親しみやすさ・とっつきやすさの演出は特になし。コラショやキッズは出てこず、テキストの装飾も通常版より簡素です。
考えさせるといっても、問題そのものが難しいというより、問題文で何をきいているのかをまず把握するのが若干難しいという印象です。
「考える力・プラス講座」単体でも取ることが出来る上に、通常版よりやや難しい赤ペン先生も届きます。
チャレンジ通常版に意味を見出せない場合は、「考える力・プラス講座」を選択肢に入れてもいいでしょう。
そもそも市販の買い切りドリルの方が安価で問題数も多く、レベルもいろいろ選べますね。
ちなみに、ベネッセの「こどもちゃれんじ」と「進研ゼミ(チャレンジ)」の会員数合計は約271万人。
あの「公文式」ですら国内会員数は151万人です。(海外の会員は276万人)
ベネッセの「進研ゼミ(チャレンジ)」は、日本最大級かつ最も間口の広い通信教育といえるでしょう。
業績も伸びています。コロナ休校による影響で、今期はさらに会員が増えるのではないでしょうか。
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でも、簡単すぎるよね…。これで毎月3000円かかるというのも…(もやもやもや)
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